製パン王キム・タック 2010
番組概要
コソン食品の会長ク・イルチュンの妻インスクは後継者となる息子を産むことができず、姑から冷遇されていた。そんな中、コソン家の使用人のミスンがイルチュンの子供を身ごもる。激怒したインスクは予言者の「夫との間に息子は授からない」との言葉を受けて秘書のハン・スンジェと関係を持ち、念願の男児を身ごもる。
ミスクはインスクから危害を加えられることを恐れて身を隠し、密かに息子のタックを出産する。やがて小学生に成長したタックは母から自分の素性について明かされ、コソン家に引き取られるが、その直後、母はインスクの手の者に拉致されてしまう。
12年後、コソン家を飛び出して母を捜し続けるタックは、手掛かりを求める中でパルボンのベーカリーに流れ着く。一方、コソン家の後継者として成長したインスクの息子マジュンは技術を得るためにパルボンに弟子入りする。奇しくも同じ師匠の元に身を寄せた異母兄弟は、パンの技術、恋、そして後継者争いでも火花を散らすことになる。
登場人物 👁️🗨️
- ユン・シユン〈キム・タック役〉1986
- チュウォン〈マジュン役〉1987
- ユジン〈シン・ユギョン役〉1981
- イ・ヨンア〈ヤン・ミスン役〉1984
- チョン・イナ〈ソ・インスク役〉1965
- チェ・ユニョン〈ク・ジャリム役〉1986
- チョン・ミソン〈キム・ミスン役〉1970-2019
キム・タック役ーユン・シユン
イルチュンと使用人であるミスンの間に生まれた子で、屋敷から逃れたミスンによりひっそりと産み落とされるが、後にコソン家に引き取られる。
やがて母が連れ去られたことを知り、母を探すためにコソン家を抜け出すことに。
父であるイルチュンがパンを作っているところを見た時から、パン作りにあこがれを抱くようになり、やがてパルボンのもとで製パンについて学び、才能を開花させる。
ク・マジュン役ーチュウォン
インスクと秘書であるスンジェの間に生まれた子供であり、戸籍上はタックの弟。
自分の出生をある日知ってしまい、そのことに常に苦しめられている。
タックに劣等感を抱いており、あらゆることで勝負を仕掛けるが…!?
シン・ユギョン役ーユジン
タックの初恋相手。父から虐待されているが、タックに救われていた。
12年ぶりにタックと再会するも、その時一緒にいたマジュンからも想いを寄せられることに。
ハングリー精神が強く、その強い想いを果たすために驚くべき行動に出る。
ヤン・ミスン役ーイ・ヨンア
タックたちが学ぶパルボンベーカリーに勤めており、パルボン先生の孫。
明るく面倒見の良い性格から、タックのことも気にかけているが、徐々にそれが恋心となっていく。
ケーキ職人という夢を持ち、パン屋で働きながらも、ケーキの勉強をしている。
Memo
- 恨みや怒りや憎しみをなくすことが、正しく生きることだ。人を憎むことなく、怒りを静め、理解し、許しながら生きる。(第8話)
- 爾に出ずる者は、爾に反る。自らの行いが自らに返ってくるのは当然のことだ。
- 人の縁っていうのは 道の角を曲がるのに似ている角を曲がるまで 誰がいるのか分からない。そして、角を曲がった瞬間、思いがけない人に会う。だから人の縁は面白いのかもしれない。(第10話)
- 天才は努力する者には勝てず、努力する者は楽しむ者に勝てない。
- 欲というものは、空しいものだ。
- 人生は野に咲く花のようなものだ。散ってしまえば、その存在さえ忘れ去られる。