ここに来て抱きしめて 2018


連続殺人鬼ユン・ヒジェ。その息子ユン・ナムは引っ越してきた女優の娘キル・ナグォンと恋に落ちる。しかし、父ヒジェがナグォンの両親を殺害したことからナムは警察に通報し父を刑務所へ送る。月日が経ち、ドジンと改名した警察官のナムと女優のナグォンは、運命的に再会を果たすが‥。

あらすじ

韓国人なら誰もが知っている残酷な連続殺人鬼ユン・ヒジェ。その息子ユン・ナムは善良で賢明な性格の少年だった。ソウルからコウォン市へ引っ越してきた国民的女優の娘キル・ナグォンと同級生だった二人は、初めての出会いから自然に惹かれあい恋に落ち、忘れられない日々を過ごしていた。

しかしナムを偏愛していた父ヒジェは、自分からナムを奪おうとしたナグォンの家族が目障りだった。衝動性が強く、実行すると決めたことはやらないと気が済まないヒジェはナグォンの両親を殺害。その後ナグォンまで殺害しようとした時、ナムは警察に通報。自ら父親を刑務所へ送ったのだ。その日以来、惹かれ合っていたナムとナグォンは、"殺人者の息子"と"被害者の娘"という関係になってしまった。

月日が経ち、ナムはチェ・ドジンという名前に変え警察官に、ナグォンはハン・ジェイという名前で母と同じ女優へと成長する。トップ女優となったナグォンが新人賞を受賞した授賞式で、ストーカー事件が起こる。ドレス姿で運ばれたナグォンは病院でナムと再会。その後、ナグォンは警察に警護を頼みにやってくる。

【相関図】

【登場人物】

▶︎チェ・ドジン(幼少期:ユン・ナム) / チャン・ギヨン
警察大学出身の警部補

人怖じせず、正義感にあふれ、容姿端麗。見た目からは苦労知らずの金持ちの息子のように見えるが、実際の彼は、残酷なサイコパス連続殺人鬼ユン・ヒジェの息子ユン・ナムだった。初恋の相手であり、自身が殺人鬼の父親とは違うと分からせてくれた救世主ナグォンのことが忘れられない。

▶︎ハン・ジェイ(幼少期:キル・ナグォン) / チン・ギジュ
有名女優

残酷な事件を乗り越え、幼い頃からの憧れだった女優の道へ。度胸があり愉快な性格の為、誰もユン・ヒジェに殺害された国民女優チ・ヘウォンの娘という事実に気づくことなく、韓国のトップ女優にまで成長した。

ジェイもまた、初恋の相手であり、両親を殺した殺人鬼の息子のはずのナムを忘れられない。

▶︎ユン・ヒジェ / ホ・ジュノ
サイコパス連続殺人犯

嘘で相手を翻弄し、後悔や罪悪感に欠け、他人への共感が劣る。責任感がなく常に刺激を求め、衝動性が強い。ヒジェは、サイコパス要素を全て備えた人間だった。しかし、自分と正反対の性格の息子ナムを偏愛している。ある日近所に越してきたナグォンの家族が、自分からナムを奪おうとしているように思われ目障り感じるように。ナグォンの両親を殺害し、ナグォンまで殺そうとした時、ナムによって刑務所に入ることになる。

▶︎キル・ムウォン / ユン・ジョンフン
ナグォンの義理の兄、検事

仕事中は、カリスマ溢れるクールな検事だが、妹ナグォンのことになると「妹バカ」と呼ばれるほど彼女を大切にしている。しかしムウォンは幼い頃の事件によってキル夫婦に養子として貰われた過去を持ち、ナグォンとは血の繋がらない赤の他人だ。12歳で両親を亡くした自分を受け入れ、愛情を注いでくれた夫妻の子どもであるナグォンに、一生をかけて恩返しをしようと心に決めている。

▶︎ユン・ヒョンム / キム・ギョンナム
ナムの異母兄弟、前科7犯

2歳の時に実の母親に捨てられ、次第に不良の道を歩むように。大好きな父親ヒジェは軟弱な弟ナムばかりを可愛がる。義理の母オクヒや、唯一可愛がっていた義理の妹ソジンまでもナムを慕っているように感じた。ヒョンムの愛情の欠乏と劣等感は、次第に憎しみに変わり、喪失感と弱さは他人への暴力に発展していった。

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